ともみ先生の“マタニティライフ”第10回 マタニティコース③ 栄養指導
唾液検査の次は「栄養指導」です。赤ちゃんの身体を作るのはお母さんが摂取した栄養ですので、妊娠期と授乳期のお母さんの栄養はとても重要です。
しかし、私が実際妊婦になってみて感じたことは、何をどのくらい食べたらよいのか、いろいろ気をつけているけどこれで本当に大丈夫?といった不安でした。特に最近は体重のコントロールも重要といわれていますので、食べすぎにも注意しなければいけません。
それでは私が妊娠5ヶ月の際に受けた栄養指導の内容についてお話します。
まずは3日分の食事内容を記入するアンケートを事前に提出します。その内容を分析後、カウンセリングの際に、写真のような食事バランスガイドとそれに基づいた、あなたの現在不足している栄養素についてのコメントとおすすめメニューがもらえます。
また妊娠の経過によって変化する必要な栄養素の変化についての資料ももらえますので、こちらも参考にしてみてください。
妊娠5ヶ月の私の場合、赤ちゃんの「歯胚」という歯のたまごが作られる時期であるためカルシウムを積極的に摂取したほうが良いそうですが、現在はその量が不足していることがわかりました。(カルシウムは日本人に常に不足しがちな栄養素だそうです。)
朝に飲んでいた豆乳を牛乳に変えるようにすると良いというアドバイスを受けました。また、主食の摂取量も少なかったことから、朝食の菓子パンを食パンやロールパンに変えるようにとアドバイスを受けました。(菓子パンは主食ではなく、菓子に分類されてしまうそうです。)
またカルシウムの吸収を助けるために必要なビタミンDとビタミンKも一緒に摂取すると良いこともわかりました。
おすすめメニューはこれらの栄養素を含んだお手軽レシピになっています。
私はさっそくこの日からカルシウムの摂取を意識して行うようにしました。朝には牛乳を飲むようにしたり、昼食にチーズを入れてみたりと工夫しています。また食事バランスガイドを参考に、不足していた主食のほかにも副菜の摂取も意識して行うようになりました。
マタニティコースでは、栄養の専門家による個別の栄養指導がご相談に応じて何度でも受けられます。妊娠の経過とともに意識して摂取したい栄養素は変化していきます。
個別対応だからできる、今のあなたに不足している栄養素についてお話を聞いてみませんか?