ともみ先生の“マタニティライフ”第5回 妊婦歯科健診
母子手帳の交付の際、「矢巾町では妊娠5ヶ月~産後1年間の間に1回、無料で妊産婦歯科健診が受けられます」という説明を受けました。
この健診は、妊娠中はホルモンバランスが変化することやつわりの影響で口腔内の環境が悪くなることを受けて、妊婦に自分の口腔内のことを知ってもらうことを目的として実施されているものです。
ということで、さっそく私も妊婦歯科健診を受けることにしました!
矢巾町は自分で好きな歯科医院を選択して受診し健診を受けるようなシステムになっているため、当院で健診をしてもらいました。
健診の主な内容は、下記の3つになります。
①問診
②むし歯チェック
③歯周病チェック
歯には自信のある私ですが、3月頃からつわりの影響で思うように歯みがきができなかったことや、口の中を触られると吐いてしまうかもしれないという恐怖から、定期健診をサボっていたことが災いして、奥歯には歯石がついていました。
そしてあろうことか何箇所かむし歯の疑いがある箇所まで発見されました(゚O゚)\(- -;
歯の専門家である私ですら、お口の中にトラブルが見つかったわけですから、きっと世の中の妊婦さんの多くが何らかのトラブルを抱えていることは間違いありません。そして怖いことに歯のトラブルの多くは、痛みが出る頃にはかなり重症化しています。
☆デンタルアドバイス☆
妊婦さんに歯科検診を勧めることには、もう一つ大きな理由があります。
それは歯周病が、早産を誘発するということがわかっているからです。歯周病の妊婦は、健康な妊婦に比べて7倍も早産になるリスクが高まるといわれています。
これは、タバコを吸っている妊婦より早産のリスクが高いことを意味しています。
早産はまだ臓器の発達が未熟な状態で赤ちゃんが生まれてくるため、赤ちゃんに重度の障害がのこる可能性が高いといわれています。
お母さんのお口が綺麗になれば、赤ちゃんが健康にすくすく成長してくれる、お母さんも赤ちゃんもうれしい、まさに一石二鳥ですね☆
みなさんもぜひ“妊娠したら歯医者へいこう!!”を合言葉にしていきましょう!