ともみ先生の“ハッピー子育てライフ”第7回 赤ちゃんとママの唾液検査
みなさん、こんにちは。すっかり秋らしく、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。我が家はこの前さっそくストーブをつけました。というのも、帰省中の私の妹が極度の寒がりで、寒い寒いと大騒ぎ。例年より早い冬支度となりました(^^;)
さて、秋は結婚式の季節。台風が迫る中、当院のスタッフの結婚式が行なわれ、娘もさっそく結婚式デビューを果たしました。今回の結婚式のテーマは「HAWAII」。娘も新婦からお土産でいただいたムームーを着て出席しました。結婚式というのは何度出てもいいもので、ほっこり幸せな気持ちになりました。子連れの出席者も多く、保育士の新婦らしい細やかな心遣いが沢山あり、娘も飽きることなく楽しく出席できました。
写真は、インスタ映えする撮影スポットで、ウクレレで遊ぶ娘です。いっちょまえに玄を弾いて音を出していました。
さて、今回は赤ちゃんの唾液検査についてお伝えします。
神の前キッズデンタルパークでおすすめするむし歯予防の必須アイテムである唾液検査。検査実施からの1年間のむし歯の発生リスクを調べる検査です。(唾液検査詳細については「マタニティライフ第8回」にも記載していますのでご一読ください→「ともみ先生のマタニティライフ」)
この時娘は8ヶ月で、下の歯は2本、上の歯は2本生えている状態でした。唾液検査の実施時期としてはちょっと遅いですね(@_@)本当は初めての歯が生えたら検査するのがおすすめです。なぜかというと、“むし歯菌の感染は歯が生えていなくてもおこる”という研究結果があるからです。もし赤ちゃんにむし歯菌が感染してしまっていた場合、早めの対策をしないと、やっと生えてきた可愛い歯がむし歯でぼろぼろになってしまうかもしれません・・・
そして、赤ちゃんにむし歯菌を移さないために一番大切なのは「お母さんのお口」です。むし歯は風邪と同じ感染症です。家族の中で誰かが風邪をひくと、他の家族にもうつるということはよくありますよね。むし歯も同じです!赤ちゃんの側で一番お世話をするお母さんのお口に菌がいーーーっぱいいたらどうなると思いますか?これは、研究の結果でも明らかになっています。お子さんのお口の菌のDNAとお母さんのお口の菌のDNAが一致したというものです。(ちなみにお父さんのお口の菌のDNAはほとんど一致しなかったそうです。いかに赤ちゃんのお世話をお母さんが頑張っているかがよくわかるデータですね!)
じゃあ感染をさせないようにするにはどうしたら良いか?私は今まで「スプーンや箸の共有をしないように」とお話していました。しかし実際子育てをしてみて、「むし歯菌の感染はスプーンや箸の共有をしないだけでは防げない」と実感しました。例えばこんなことはありませんか?
赤ちゃんがママのお口に手を突っ込んでくる!笑
(娘は私が歌を歌ったりすると、その口の動きが面白いのかよく指を入れようとします。)
ふくらませた風船の結び目をくわえる!
(私が風船を膨らませて渡したらすぐ、結び目を口に入れていてはっとしました。)
ペットボトルの飲み口やキャップをくわえる!
(ペットボトルキャップは赤ちゃんのお口の大きさにちょうどいいサイズなんですよね~)
人の食べこぼしを食べる!
(娘は食い意地がはっていて床に落ちている米粒などの小さいものをつまんで口にいれます。)
お母さんが自分の口を触った手で赤ちゃんに触れる!
(私がフロスをしているときに、娘が転びそうになり、とっさにそのまま触ってしまいました。)
などなど日常には大人の唾液を赤ちゃんに接触させてしまうことはよくあることです。つまり、感染経路を遮断する努力をするより、お母さんがお口の菌を減らす努力をした方がよっぽど赤ちゃんへのむし歯菌の感染を防ぐ効果が高いのです!!
ということで、可愛い我が子をむし歯で苦しめないために、まずはお母さんが自分のお口のことを知りましょう!
唾液検査はとっても簡単な検査です。
実際検査をしている娘の写真です。ベットに横になって歯から歯垢を4ヶ所とって、舌に木のヘラ(のようなもの)をペタペタするだけ!お母さんの検査はこれに、5分間ガムを噛んで唾液を出す作業が加わるだけです。
ちなみに、この検査の時に赤ちゃんのお口の写真も撮ります。もっと大泣きするかと思いきや意外にすんなり撮れました!撮影したお口の写真は、すぐに印刷してお渡しするので、お子さんの成長記録として残していけますよ。
お子さんにむし歯の辛さを経験させたくないとお思いのお母さん!お父さん! さっそく唾液検査のお約束を!!
(お約束のお電話はこちら⇒0120182545)