ともみ先生の“マタニティライフ”第18回 「第三子妊娠のご報告と一緒にやってきた腰痛」
みなさん、お久しぶりです。
どんどん気温が下がっているこの頃、体調はいかがですか?
私は寒いのが苦手なので、この季節になると子どもの頃からストーブの前でお尻を温めていました(笑)最近は愛犬とストーブの場所取り合戦が朝の日課です。
さて、今回マタニティブログを更新したことで勘づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、私…第三子を妊娠いたしました!!そして、おそらくこれが私の人生最後のマタニティ生活になるであろうと思い、今回こそ真面目にブログを更新しようと決心した今日この頃です(^^;)
できるだけ、私が実際に体感したことをそのままお伝えして、これからマタニティになりたい方、現在マタニティの方たちに少しでもお役に立てるように、そして寄り添えるようにしていきたいと思います。よろしくお願いいします!
今回のお題は「腰痛」です。妊娠が発覚して間もなく、それは急にやってきました。その日抜歯の予定だった子が、「抜きたくない!!」と駄々をこね始め、説得を試みている最中、ズキッ、ズキッと急に左腰が痛みだしました。説得に熱が入りすぎたせいかな?とあまり気にしていませんでしたが、無事その子の抜歯が終わり、診療の片づけをしている頃から痛みがどんどん強くなり、夜ベットに横になってもチクチクした痛みが続きました。翌朝目覚めるとベットから起き上がるのも気を遣う状態で、子どもをだっこするとビッキーン!!と激痛が走る程に。
皆さん、私のこの腰痛の原因は何だかわかりますか??これは「妊娠により骨盤が緩んできたことで体のバランスが保てなくなったこと」が原因です。妊娠するとリラキシンというホルモンにより、骨盤を支えている筋肉が緩み骨盤が開いていきます。これは子宮が大きくなっていくために必要な現象です。半世紀前の日本は、移動手段は徒歩や自転車・農作業・和式トイレ・雑巾がけなど、足腰をしっかり使い体を支えるインナーマッスルが自然と培われていました。しかし、私を含め現代の女性の多くは体を支える筋力が不足しています。そのため、妊娠により腰痛や肩こり、それによるお腹のはりなど体のあちこちが痛くなってきます。
その痛みを産婦人科などでお話しても、「妊娠するとよくあることだから、様子をみましょう」と言われることが多いです。しかし、この痛みを放置してはいけません!それは母体の不調は赤ちゃんの成長にも大きな影響を与えるからです。
どのように影響を与えるかというと、赤ちゃんはお母さんの子宮の中で成長しています。腰や肩などに痛みが出ているということは、お母さんの体のバランスが崩れている証拠。そして体はつながっています。つまり、体が痛い=子宮が変形している可能性があるのです。
子宮が変形してるということは、赤ちゃんがのびのび育てないということです。それはのちに、あごの発達にも影響してきます。あごが小さい、歯が足りない、形成不全(歯のできが悪い)などの問題は、胎児期の血流障害が原因である可能性があるといわれています。
そのため女性の骨盤というのは、自分の体のため、そして赤ちゃんの成長のためにとってとても大切なものなのです!
次回は私がこの腰痛をどう改善したかその方法についてご紹介します。