ともみ先生の“マタニティライフ”第14回 マタニティコース⑥ 「まんまるねんね」おすすめのグッズのご紹介
生まれたばかりの赤ちゃんは背中がまんまる(C型カーブ)になっています。生後1年くらいはこの状態を維持してあげると、赤ちゃんも安心しぐっすり良く寝てくれるそうです。今回のマタニティコースでは、そのまんまるねんねをサポートしてくれるグッズの紹介をしてもらいました。
1つ目は「首枕」です。首は一生を左右するほど大事だといわれていますが、首が据わるまでの赤ちゃんの首の筋肉は、本当に弱いです。たとえ背中全体をまんまるにしても、首を支えてあげなければ、顔が左右のどちらかを向いて、向き癖がついてしまいます。
首には沢山の神経や血管が通っています。首の骨の配列がずれると、これらの神経や血管が圧迫され働きが悪くなり、頭痛、めまい、吐き気、だるさ、冷え性、耳鳴り…などの不快症状に、大人になってからも苦しんでいる方が多くいらっしゃるそうです。
この大切な首を守るため赤ちゃんには首枕をつけてあげましょう。首枕は基本つけっぱなしです。この首枕は100円ショップなどで購入したレッグウォーマーなどで誰でも簡単に作ることができます。
2つ目は「天使の寝床」です。これは赤ちゃんが自然にまんまるねんねできるようにクッションの中央がくぼんでおり、以前ご紹介した「おひなまき」にできるシーツや、首枕もセットについてきます。
3つ目は「うずまきクッション」です。これはクッションがうずまき状になっており、抱き枕としてや授乳クッション、赤ちゃんをまんまるに寝かせておくため(寝床としては使用できません)にも使用できます。
4つ目は「スリング」です。スリングはハンモック状になっており、自然にまんまる姿勢になれるため赤ちゃんはとても落ち着きよく寝てくれるそうです。
さらにスリングには、赤ちゃんの体を柔らかくほぐす作用があります。これはお母さんが動くとスリングが自然に軽く揺れるため、赤ちゃんの体に自分の重みがかかって、よりまんまるになるように働くためです。
ただ始めてスリングを使用する際は、赤ちゃんをスポッと入れるのが少し難しいため、おひなまきをした状態で入れてあげるととてもスムーズにいきます。
このように赤ちゃんをまんまるに保つためのグッズは沢山ありますが、全てを購入しなければならないということはありません。授乳クッションや座布団などを使ってもまんまる寝床を作ってあげることもできます。
既存のグッズも上手くアレンジして使ってあげると赤ちゃんの背中をまんまるに保つことができます。それぞれのお母さんにあったグッズを保育士と一緒に考えていき、実際の使い方も赤ちゃんが生まれる前に練習しておけるととても安心ですよね(^^)