第28回妊婦さんの姿勢改善アイテム「靴」の選び方
みなさん、こんにちは!
いよいよ妊娠10か月に入り、産休前に歯のメンテナンスをしてもらいました。
神の前キッズデンタルパークには子供用ユニットが7台、大人用ユニットが1台設置されています。この大人用ユニットがある「ホワイトルーム」には、エアフロー(微粒子パウダーを歯に吹きかけてバイ菌の塊であるバイオフィルムを取り除く機械。通常のクリーニングより歯を傷つけず素早く処置が可能。)が設置されています。成人の予防である神の前歯科医院の衛生士ユニットには、このエアフローが全台設置されていますが、神の前キッズデンタルパークでは、小学校高学年以上のお子さんで一部導入が始まっています。
今回はこのエアフローでメンテナンスをしてもらいました。通常のクリーニングは、超音波スケーラーで歯石を除去する際、たまに知覚過敏によりキーンをしみることがありつらかったのですが、このエアフローに付属した超音波スケーラーは温水がでるため、しみることがなくリラックスして処置が受けられました。さらに、通常のクリーニングは電動ブラシの回転力で歯をクリーニングするため、振動が絶えず少し不快感があるのですが、エアフローはあったかくて、ほんのり甘いパウダーが吹きかけられるため気持ちいい!!唯一の弱点はパウダーを吸引するため口腔外バキューム(大きな音のする吸引機)が必要なため、うるさいということです。しかし、大人の場合それがホワイトノイズにもなり、心地よさから眠気を誘います。私はこの方法のメンテナンスでは100%寝てしまいます( 。- -。)zzZ
さて、今回の本題は「正しい靴の選び方」です。前回ご紹介した補正力のあるインソール(以下オーソティクスと記載します)は足の補正を行う装置として重要ですが、それを入れて足をしっかり固定するための「靴」はさらに重要です!今回ご紹介する靴の選び方は、妊婦さんに限らずすべての人(赤ちゃんのファーストシューズから高齢者まで)に当てはまることですので、ぜひ参考にしてみてください!
<正しい靴選びのポイント>
① 折り返し付のダブルテープまたは靴ひもで足の甲を固定できるもの
② 中敷(インソール)きを取り外して、実際に立ってサイズチェックができるもの
③ インソールの長さは、自分の足指の長さ+捨て寸1cm
(キッズ・ジュニアは5mm~7mm)
④ ソールがねじれにくい硬さのもの
⑤ 靴のかかとの部分をおしてもつぶれないもの
⑥ MP関節(足指の付け根の曲がる部分)に当たる靴の前方部がしっかり曲がるもの
いろいろ条件はありますが、実際どれがいいのかわからないという方に、おすすめの靴一覧を載せておきますので、参考にしてみてください。
さらに、当院のスタッフは院内でもオーソティクスを着用するため、「あゆみシューズ」という室内履きを使用しています。お仕事が室内の方は、スリッパやサンダルタイプの室内履きで過ごすことが多いと思いますが、実は脱ぎ履きが楽そうな靴ほど、身体をしっかり支えきれず体のゆがみの原因になり、腰痛・肩こりなどの不調を引き起こします。
この「あゆみシューズ」は介護施設で生活する高齢者が転倒しにくい靴を目指し、さらに履きやすさを重視してつくられた製品のため、脱ぎ履きはしやすいのに歩行もサポートしてくれます。
私は仕事場だけでなく、家庭でもこのあゆみシューズにオーソティクスを入れて生活しているため、寝ているとき以外はどんな時でもオーソティクスにより補正された姿勢を保っています。そのため、今回の妊娠中はハリも腰痛もほとんどなかったのではないかと思います。
さて、そうはいってもすぐ靴を準備できない人は、履き方を正すだけでも、足と靴がしっかり固定され体が支えられますので参考にしてみてください。
<靴の履き方>
① ひも靴は、ひもを綿100%のものに変える。(ポリエステル繊維の場合、締めても歩く振動で緩んできてしまいます。)
② かかとを床にトントンさせ、くつにフィットさせる。
③ 靴ひもを最上部の穴までしっかり締める。(靴を履くたびに締める!)
靴ひもをしっかり締めるというのは、足の甲をしっかり固定し、靴の中で足が動かないようにするのが目的です。しかし、毎回靴ひもを締めなおすのはなかなか手間ですよね。そのため、子どもや高齢者の場合はダブルテープタイプがおすすめ。さらに、靴ひもタイプでも、シューレースストッパーを使うと、脱ぎ履きが楽になります!
綿100%の靴ひもやシューレースストッパーは当院で販売しております。さらに、フットケアアドバイザーの資格をもつスタッフが、正しい靴ひもの結び方・靴の履き方の指導を行うことも可能ですので、ぜひお声掛けください!